みなさん新しく要指導医薬品として発売されたPPIという胃薬をご存じでしょうか?

そもそもPPIってなに?
PPIとは、「プロトンポンプ阻害薬」と言われているお薬です。
胃酸は、胃の壁細胞にある「プロトンポンプ」から分泌されます。
その「プロトンポンプ」を阻害することで、胃酸の分泌を大幅に減らします。
医療用では逆流性食道炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍等の疾患に使用されています。
ガスターとの違いは?
PPI:しっかり・長く胃酸を抑える薬
ガスター:早く効いて、マイルドに胃酸を止める
| 効く場所 | 効き始め | 効果 | 持続時間 | |
| PPI | 胃酸分泌の「最終出口」 | 遅い(数時間~) | 高い | 24時間 |
| ガスター | 胃酸分泌の「指令」 | 早い(30~1時間) | マイルド | 8時間 |
市販薬としての使い分け

ガスターが向いている人
- 胃の不快感が一時的
- 食べ過ぎ・飲みすぎ後
- 毎日は症状が出ない。
PPIが向いている人
- 胸やけが数日続いている人
- 朝起きた時もムカムカする
- 市販の胃薬、ガスターで効かない人
PPIとガスターの副作用は?
PPI
よくある服用
- 下痢
- 便秘
- 腹部膨満感
- 頭痛
市販のPPIは「短期間(原則2週間)」の使用がルール
ガスター
市販でも長く使われてきていて、安全性は高い薬。
比較的よくある副作用
- 便秘
- 下痢
- 頭痛
- めまい
高齢者に注意
まれにせん妄、意識混濁1
腎機能が低下している人に見られやすい。
というのも、腎排泄型のお薬ですので、腎臓の機能が低下している方はお薬が排泄されずに、副作用が現れる可能性が高くなります。
また、長期連用により、効きが弱くなる(耐性)可能性があります。
まとめ
続く・強い症状→PPI
軽い・一時的な症状→ガスター
どちらも安全なお薬ですが、「強さ」に応じた使い方をすることが大切です。
市販の医薬品はそもそも長期(2週間以上)では使用せず、一時的に使用しましょう。
何か病気が隠れている可能性もあります。
悪化したり、3日服用しても症状が良くならない場合は、受診してください。
PPIの副作用に関してはこちらから

- せん妄:身体への負荷により、脳の機能が低下することで発症する。原因が除かれれば消失する。 ↩︎


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